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執筆者の写真まこね

高畑勲展がめちゃくちゃ良かったって話

いさお~~~~~~~


この日はお絵描き交流会で

楽しくおしゃべりしたりお絵描きしたりして

過ごしていました。もらったお題の絵が

描き終わらなかったので帰って仕上げようと

思って二次会はなくなく見送り帰路に入りました。


普通に電車乗って帰ろうとしたら

逆方向の電車に乗ってることに途中で気づいて

やば!って思って次の停車駅で降りました。


んで逆方向の駅のホームに向かおうとした途中

電車を待ってる人の手に「高畑勲展」と書かれた

パンフレットが。その人の服装ももろ風立ちぬとかに

出てきそうな…この服装流行ってるのかな。

でもなんか明らか意識して着てきた感じの若い男の子で

この人めっちゃジブリ好きやん…って思って

頭から離れなくなって帰るどこじゃなくなって

調べてみたら明日までだったから

今日しか行くチャンスないと思って

(これも運命かな…?)となって私は帰るのをやめて

展示を見に行くことにしました。


通常だと5時閉館なところラッキーなことに

金曜日と土曜日は9時まで営業しているらしく、

その時点でもう夕方5時だったけど

ゆっくり見れるだけの時間の余裕がありました。


まず入口を入るとかぐや姫の着物や竹藪を

イメージした装飾に囲まれてジブリワールドに

吸い込まれます。そこを抜けると年表があって

皆さん各々懐かし~みたいなことを言っていました。

年齢層は結構高め?若い子もいたけど40代くらいの

人が多かった気がする。勲さんとか駿さんとか

いろんな人と映った白黒写真とかちょっと古い

感じの写真もいっぱい貼ってあってうちの両親とか

こういうところ楽しいんじゃないかなぁと思った。


とにかく高畑勲の生涯の作品の魅力を

余すとこなく詰め込んだって感じで

ものすごいボリュームだったので

ここからは私のお気に入りポイントを

抜粋していきます。



①太陽の王子ホルス

ホルスって言うと…私が真っ先に思い浮かべるのは

パズドラのホルスなんだけど…それはいいとして

私の知らないアニメだったんだけどなんかすごく

印象に残ったなぁ。特にヒロインのキャラデザに

すごい苦戦したみたいなことが書かれてて

その苦悩の経緯が細かく書かれていて

作品に対する情熱を感じました。

実際のどこかの民族(どこか忘れた)をモデルに

しているらしくて再現するのに現地の民族を使ったり

ロケに行ったりしててすごいなぁって思った。


②母を訪ねて三千里

存在を知ってはいるけどあまりまともに見てないアニメ。

だったんだけど、このアニメは美術のこだわりがすごくて

背景を油絵のタッチを活かして描かれていて動く美術館

みたいな感じでモデルになっている街並み(ドイツだったかな)

が美しく描かれていてこの美しい絵画のような街並みに

アニメキャラが違和感なく描かれていて

どうやって馴染ませているのかってのが不思議で

食い入るように見てしまった。。時間に余裕あったら

ゆっくり見たいなぁ。


③赤毛のアン

小学生のときに小説でよく読んでて話をめっちゃ知ってるので

懐かしい~~って思いながら資料をなめまわしてました。

ここでもまたキャラデザに苦悩した経緯が事細かに

書かれていて、この苦労があってあの名作…みたいな、

小学生の時に私を夢中にしてくれた作品はいろんな苦労のもとに

成り立っているみたいな…もうなんも言えねぇ。


④火垂るの墓

ここが一番のお気に入り空間でした。

戦争もの、残酷だけどめちゃくちゃ好きで

時間が無限にあったら戦争時代の資料かき集めて

徹底的に調べたいくらい好きで、なんでこんなに

心が引かれるのか分からないけどとにかく好きで

しいて言えば飛行機がかっこいいなぁって思う。

零戦がすき。B-29もちょっと怖いけど

まぁかっこいいなぁとは思う。って感じ。

あとはよく分からん。とりあえず好き。

このエリアは照明が落としてあってかなり暗くて

残酷な感じがより一層伝わるような空間に

なってるんだけどその空間の中にでかい絵が

一枚あって(ポスターの絵?)蛍の光と焼夷弾の

部分が光るようになっててめっちゃキレイだった。

焼夷弾をキレイっていうのはなんか…って感じだけど

蛍は丸くてぼんやりとした光で焼夷弾は細長くて

炎が燃えるようにチラチラ光ってて本物に近い感じの

光の表現で、なんかとてもキレイだったのよ。


原画とかセル画とかも見たけど、なんか伝わってくる

ものがすごくて、すごく、伝わってきたって感じ(笑)

このエリアにかなり長い時間いた気がする。

悲しいけどずっと見ていたくなる。そんな絵の

数々で…これだけでもいいから何回も見に行きたい。


⑤かぐや姫の物語

この話は高畑勲さんがアニメ制作に関わりたての頃に

東映だったかに入社してまもなく話が上がった題材で

設定も少し詰めたけど話がなくなったとかで

何十年の時を経て実現した作品とのこと。

これも結局見てないんだけど、線を極めた結果

こうなりました、って感じで出来上がった作品らしい。

まさに集大成、といった感じ。これも時間あるときに

ゆっくり見てみたい。生まれたてのかぐや姫の

丸っこくてふわふわな感じがかわいかった。




ざっとまとめるととにかく世界観の作り込みがすごくて

キャラデザにめちゃくちゃこだわってて線を極めた先に

観客の想像力を奪わない最低限の線で作品を表現する

というところに辿り着きました!って感じの内容が

生涯つくった作品の膨大な設定資料の中に

ぎっっしり詰め込まれてて、夢中になってしまい

気が付いたら閉館時間になってしまってた。。

時間足らなかった。。

でも勢いで行っといて本当によかったなって思う!

これからも偶然を大切にして

生きていこうって思いました(笑)

長くなりましたが

読んでいただきありがとうございました^^♪

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